まちスポ仙台を知る
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まちスポ仙台とは
まちスポ仙台のビジョンやスタッフ紹介をご覧いただけます。
団体概要
理事紹介、情報公開、アクセスなどの基本情報を掲載しています。
活動を知る
ACTION
活動紹介
まちスポ仙台は「ひろげる」「うみだす」「そだてる」の3つを軸に活動しています。
ひろげる
既に想いをもって活動を進めている方同士をつなげて、更なる活動の広がりをつくります。
うみだす
地域課題を新たな仕組みを生み出すことで抜本的・持続的な課題解決を目指します。
そだてる
若い世代のまちへの関心・興味をはぐくみ、次世代のまちづくりを担う人材育成を行います。
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まちスポ仙台は「ひろげる」「うみだす」「そだてる」の3つを軸に活動しています。
ひろげる
既に想いをもって活動を進めている方同士をつなげて、更なる活動の広がりをつくります。
うみだす
地域課題を新たな仕組みを生み出すことで抜本的・持続的な課題解決を目指します。
そだてる
若い世代のまちへの関心・興味をはぐくみ、次世代のまちづくりを担う人材育成を行います。
つながるみつける日記 ・episode2・
まちづくりスポット仙台でインターン生として活動している嶺岸ほのかです。このブログでは、まちづくりスポットで活動されている団体さんの想いやお困りごとなどを私なりの視点から発信し、団体さん同士がつながるきっかけとなることを目標としています。
「人と人のつながり」を大切にしながら、私自身も学び、成長する日々です。このブログを通じて、新しい発見や繋がりが生まれるきっかけになれば嬉しいです。
今回は、「マオメオ・キャットクラブ」さんにインタビューを行いました。
マオメオキャットクラブさんは、2016年4月から猫の保護や譲渡活動を続けてきた団体です。これまでに1000匹以上の猫を新しい家族のもとへ送り出してきました。
しかし、活動を支えてきた5人のメンバーのうち3人が70歳代に。猫は10~20年生きるので、「このまま活動を続けても、私たちのほうが先にいなくなってしまうかも…」と考え、昨年末で団体としての保護活動を終了しました。
とはいえ、猫の譲渡がすべて終わったわけではありません。現在も7匹の猫たちが新しい家を探していますし、阿部さん自身も猫の正しい飼い方を広める啓発活動を続けていく予定だそうです。さらに、他の保護団体と協力して「みんなの譲渡会」を立ち上げ、新しい形での譲渡活動も始まりました!
猫を保護するには、とにかくお金がかかる!
たとえば、不妊手術だけで1匹1万〜2万円。
ワクチンや血液検査、医療費、餌代も考えると、負担はどんどん増えていきます、、。
マオメオキャットクラブで活動を行っていたメンバーの一人で、独立してTNR活動(捕獲・不妊手術・元の場所に戻す活動)を行っている方は、一年で150匹以上の野良猫をTNRしてきました。その費用はなんと総額300万円以上!しかし、個人事業やチャリティーグッズ販売や募金でまかなっていたおかげで、なんとかやってこられたそうです。
特に大変なのが子猫の世話。とってもとっても可愛い子猫なのですが、、
「小さい猫なら飼いたい!」という人は多いけれど、ミルクをあげている間は譲渡できないと阿部さんは言います。なぜなら、子猫は2時間おきの授乳が必要で、さらにミルクのあとに排泄を手伝ったり、急に体調を崩すこともあるからです。なんと、、人間の赤ちゃんのようだなと感じました。
「子猫担当の人は寝不足になるし、気が抜けないんです…」
そんな中で支えになっているのが、ミルクボランティア。でも、やれる人がなかなか見つからないみたいです、、。
阿部さんがこれから力を入れていきたいのが、猫の正しい飼い方の啓発。
たとえば、仙台市では「猫は室内飼い」「最後まで責任を持って飼う」というルールがありますが、意外と知らない人も多いんです。外飼いされた猫が迷子になったり、交通事故にあったり…そんな悲しいことをなくすためにも、もっと知識を広めていきたいとのこと。
また、「野良猫を飼いたいのだけど、どうしたらいいの?」という相談にも答えながら、不妊手術の重要性を伝えています。
「この猫、飼い猫なの?野良猫なの?」と迷ったときに役立つ「お手紙作戦」も教えてくれました。これは、猫に首輪をつけてメッセージを書いた紙をつけてみる方法。「もし飼い主がいれば、何かしらの反応があるはず」とのこと。なんだか、ジブリのような物語が始まりそう!と感じました。さらに、新聞やラジオ、冊子なども活用して、もっと広く発信していけたら…と考えているそうです!
「野良猫は人間が作り出したもの。だからこそ、私たちが責任を持って解決しなければならない。外に出して迷子になったり、飼えなくなって捨てられたり…そんな理由で増えていく野良猫たち。彼らを助けることができるのは、増やしてしまった私たち、人間です。猫と共に生きる社会をつくるために、まずは正しい知識を持つことが大切」と阿部さんは話していました。
野良猫の存在や、なぜ野良猫がいるのかについては、猫好きでなければあまり意識しないかもしれません。私も猫は可愛いと感じますが、猫の譲渡会の存在を知ったり、阿部さんのお話を聞くまでは、深く考えたことはありませんでした。私と同じような人はきっと多いのではないかと思います。この記事を通じて、野良猫や保護猫について関心を持つきっかけになれば嬉しいです。
よりみち話🌱
最後に、阿部さんのちょっとした「食」にまつわるお話を。ここでは、インタビュー中のちょっとした余談をご紹介します。
実は今、味覚障害になってしまっているそうです…!
元々はお酒が好きで、特にビールが好きでよく飲んでいたのですが、「苦すぎて飲めなくなっちゃった…」とのこと。逆に、甘いものが苦手だったのに、美味しく感じるようになったそうです。味覚が真逆になってしまいました。
原因は、コロナの後遺症で起こった副鼻腔炎による嗅覚障害。なんと、猫のトイレの臭いもわからなくなってしまったとか…。猫の健康チェックや、排泄物の処理などは、臭いを確認することもあるので、大変だと話していました。
早く味覚が治って、大好きなビールが飲めるようになることをお祈りしています、、!
「野良猫を助けたいけど、どうすればいいかわからない…」
「保護ねこってよく聞くけど、普通の猫と何が違うの?」
まずはお話を聞いてみること、そして、自分にできることから始めてみませんか?
✔ ミルクボランティアとして子猫の世話を手伝う
✔ 譲渡会のお手伝いをする
✔ 募金や支援物資を送る
阿部さんの活動を通じて、1匹でも多くの猫が幸せになれるように。
私たちも「できること」を考えていきましょう!
少しでも気になる方は、お気軽にまちづくりスポット仙台までお声がけください。
また、「マオメオ・キャットクラブ」さんへの直接のお問い合わせもお待ちしております。
作成・嶺岸ほのか
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