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      活動紹介

      まちスポ仙台は「ひろげる」「うみだす」「そだてる」の3つを軸に活動しています。

    • ひろげる

      既に想いをもって活動を進めている方同士をつなげて、更なる活動の広がりをつくります。

    • うみだす

      地域課題を新たな仕組みを生み出すことで抜本的・持続的な課題解決を目指します。

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ぷれいすこうろん vol.2

学びをシェア

ごあいさつ

皆さまこんにちは!村上颯太(ムラカミソウタ)と申します。

10月よりインターン生としてまちスポ仙台で活動させていただいています。

大学では主に建築に関することを学んでいます。よろしくお願いします!

書いていくこと

このコーナーでは、「まちスポ仙台」や「ブランチ仙台」で展開されるさまざまな活動やアクティビティをプレイスメイキングの視点から深掘りし、豊かな空間づくりについて考えていきます!

3つの活動

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まず前号(https://www.machispo-sendai.com/blog/20250109.html)に引き続き、プレイスメイキングの手法のなかで重要になる考え方をシェアできればと思います。

デンマークを拠点に多くの都市デザインに関わる建築家ヤン・ゲール氏によると、人間の外部活動は「必要活動」「任意活動」「社会活動」の3つに分けられるといいます。

ブランチ仙台に当てはめると、

「必要活動」:生協で買い物をすること 

「任意活動」:夜のライトアップの様子を写真に撮ること 

「社会活動」:広場などで行われているイベントに参加すること、またその中で会話をすること 

のようになります。

必要活動のみが起こる場ではアクティビティは起こりづらく、逆に任意・社会活動が増えるほど、人々の多様な居場所が生まれるといえます。

また、必要活動は周辺の物的環境の影響が小さく、任意・社会活動は影響を大きく受けます。つまり、人々がその場所に留まるきっかけを多くつくることが、豊かな場の形成へとつながるのではないかと考えられます。

Case:02 ブランチオーガニックマーケット

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第2回である今回は、12月に行われた「ブランチオーガニックマーケット」を事例に話をしていきます!

「ブランチオーガニックマーケット」はブランチ仙台とまちスポ仙台が毎月第1土曜日に定期開催していて、農薬・化学肥料を使っていない野菜、肉・魚・乳・卵・白砂糖を使わない商品、そして環境に配慮した物品などが勢揃いします。その他にも生物多様性を学べる講座や各出店者が企画するワークショップなども開催しており、新しいマーケットの形を生み出していくようなイベントです!

会場構成から

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会場の構成を概念的な図にしてみました。

(上図はあくまで12月に行われたものをベースにしており、毎回この構成になるということではありません。)

大きくエリアを分けると「まちスポ仙台エリア」、「通路沿いエリア」、そして「丘の商店エリア」に分けられます。

それぞれの出店者さんの配置と人の道を示したのが下図です。3つのエリアそれぞれの配置が、まるで1つの閉じた楕円の様につながっているといえます。

今回の出店者さんも多種多様な属性の方が集まり、出店者さん同士の交流なども生まれている様子でした。

改善の余地

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今回私が気になったのは、出店者さんの配置で生まれた楕円のような空間のなかに、滞留する場所がほとんどないことです。

そもそも「マーケット」ですから滞りなく買い物ができ、持ち帰ることができるような空間がベストなのかもしれませんが、買ったものをその場の賑わいの中で味わい、楽しむ体験や、イベントで人々の交流が生まれる様子を腰を落ち着けて眺められる場所があっても良いのではないかと考えます。そうすることで、任意活動と社会活動が増加していくのではないでしょうか。

什器をひとつまみ

かと言って、外に置く用の椅子やテーブルなどを追加で購入して置く、というのは現実的ではありませんし、パイプ椅子や長机を道へ大量に配置するのはブランチ仙台の空間を構成する芝や植栽などとは相性が良くないと思います。どこかに、空間に調和するだけでなく即実践、即退散ができるような都合の良いものは無いものかなあ…

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ありました。ブランチ仙台で使われている什器です。普段は丘の商店などに置いてあり、上の写真のように常時での活用はもちろん、イベント開催時などにも補助的な役割で重宝されています。しかしながら、主に商品の陳列などに使われているだけで、惜しいなあと思っていました。これをちょっとした小座り場所として活用することを提案します!

提案概要

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配置案図とイメージパースを作成しました。このように、人々がアクティビティを起こす余地・フックを作っておくことで、さらにもっと充実し、豊かな場所をいくつも含むイベントになるのではないかと考えます。

また、この木でできている什器を子供たちが自分で塗るようなワークショップを開催して、イベントに活用するなどの将来性・発展性も含んでいます。自分で作ったものが置いてあると愛着も生まれ、訪れる回数が増えるだけでなく、イベント・ブランチ仙台と人々との距離が今よりも近くなると思います。

もっと案を練り上げて、提案までもっていきたいと思います!

今回もお読みいただきありがとうございました!また次回も読んでいただけると嬉しいです!

文責・インターン生 村上

お正月をインフルエンザで過ごしたおかげで年越した感覚がなくまだ2024年に取り残されています…。

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